去年も似たようなニュースがあったと思うが、これもまた「見せしめ」のようなものなんだろう。

当たり出ぬよう、パチンコ台不正改造 滋賀、経営者を書類送検

 パチンコ台を不正に改造したとして、滋賀県警生活環境課などは17日、風営法違反(無承認変更)の疑いで、彦根市のパチンコ店運営会社と、同社の男性経営者を書類送検した。

 書類送検容疑は2月上旬ごろ、県公安委員会の承認を得ず、長浜市の店舗に設置したパチンコ台のくぎを曲げるなどした疑い。

 県警によると、男性経営者は当たりが出にくくなるよう店内約150台のほぼ全てを改造していて、「違法なのは知っていたが、少し曲げるなら大丈夫だと思った」と話しているという。匿名の通報を受け、県警が2月に店を家宅捜索していた。

引用元:京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170317000168

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 「不正改造」と銘打っていたので「ROMでもいじったんか!?」と考えたが、なんてことはない、単に釘調整をしただけの話のよう。いろいろとツッコミたくなる記事ではあるが、このニュースからは「釘調整は違法」と読み取ることができるはずだ。


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出典:chonborista.com


 しかし、釘調整が違法となれば、この先パチンコ屋はどのように営業していけばいいのだろう? 

 周知の通り、パチンコで勝つには「釘読み」が必須条件である。パチプロはそのコンマ数ミリの差を見切って生活の糧としていたワケだし、パチンコ屋もその僅かな調整で利益を上げるよう巧みに営業してきたのだから、こうなってしまえば共倒れだ。

 いくらこの一件が「見せしめ」とは言え、パチンコの釘調整が違法とされれば、それは釣り針をつけないで魚を釣れと言っているようなもの。まさに「打つ手無し」といった話である。

 やはりと言うべきか、いい加減パチンコ業界は大きな改革を迫られているんだろう。

 そもそも、一年365日所構わず賭博が行われてる国は、世界広しといえども日本だけ。それも違法スレスレの賭博行為なのだから、今までが異常すぎたんだと思う。

 で、ようやく日本も正常な道を歩もうと考えたのだが、パチンコ業界があまりにも巨大な産業になってしまったため、二進も三進もいかなくなってしまっている。政治家だけでなく、国家権力=警察ですらパチンコマネーの甘い汁を未だ吸い続けているのだから、そりゃ進むもんも進まなくなるのは当然だ。嘆かわしいことではあるが……。

安倍とパチンコ業界の「蜜月」(外部サイト)

 こんな日本に明るい未来に訪れるのかどうか、正直、答えは「否」だと思う。半世紀以上にわたり、日本はパチンコという劇薬に手をつけたままでいたのだから、今からこの薬を吐き出そうとしたってすぐには吐き出せないし、もう手遅れの段階に入っているかもしれないからだ。


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 このまま日本はパチンコという毒に侵されて死んでしまうのか、それとも土壇場になって息を吹き返すのか、それは日本国民一人一人の「業」にかかっているのだが、あまり多くを望むことはもうできないのかもしれない。こんな状態になっているのにもかかわらず、今日もせっせとパチンコ屋に足を運ぶ人がいる以上は……。

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